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「チャレンジキッチン2021」エントリー募集中!(2022年3月末まで) Food
Innovation

「チャレンジキッチン2021」エントリー募集中!(2022年3月末まで)


~若手料理人による独立開業を支援するプロジェクト~

社会課題の解決に繋がる新しい食のあり方をテーマにコンテストを実施

 

食に関する新規事業支援や人材育成を推進し、食の未来を東京から創ることを目指す一般社団法人TOKYO FOOD INSTITUTEは、才能ある若手料理人による独立開業への挑戦を支援するプロジェクト「チャレンジキッチン2021」を実施しています。
若手料理人からの応募エントリーは 、2022年3月31日(木)です。

 

1.「チャレンジキッチン2021」実施の背景と目的

飲食業界における若手料理人にとって、独立して飲食店を開業、もしくは自分の店舗を構えることは目標の一つです。しかし、その目標達成のためには出店場所や資金準備など幾つものハードルがあります。TFIは、この独立開業のハードルを超えやすくする、もっと自由でオープンな仕組みを作れないだろうか、という想いから「チャレンジキッチン 2021」プロジェクトをスタートさせました。

審査員には、コンテスト実施後の出店場所である日本橋・八重洲地域の若手料理人として、加藤 仁(割烹 嶋村・9代目)、喜多 高廣(いけ増・3代目)、橋本 正平(鰻 はし本・4代目)、于 凱年(泰興楼・4代目)が、料理業界で今注目を浴びている若手料理人として、千葉 麻里絵(日本酒ソムリエ・第14代酒サムライ・恵比寿GEM by motoプロデューサー)、中東 俊文(草片cusavilla)、西原 理人(白 Tsukumo)が参加。

また、国内外で活躍する国内のリーディング・アーティストである、FATE(フェイト)、IMAONE(イマワン)、SUIKO(スイコ)が参加し、キッチンカーおよび出店場所にアートを描きます。

 

2.「チャレンジキッチン2021」の実施内容

独立開業を希望する若手料理人を公募し、「社会課題の解決に繋がる新しい食のあり方」をテーマに、若手料理人(40歳未満)を対象にコンテストを実施します。審査基準として、新しい食のあり方への発想力と技術力(調理)、独立開業のための運営計画、そして社会性や周囲から応援される力(地元との連携含む)を基に、若手料理人を審査。最終選考通過者の若手料理人の独立開業をサポートするプロジェクトです。

コンテスト選抜者はJR東京駅徒歩4分、東京メトロ日本橋駅徒歩1分の場所に準備したキッチンカーとその空間で半年間営業できます。キッチンカーそのものや一般的な調理機器・備品は運営側で用意、コンテスト選抜者に貸出す仕組みのため、少ない初期費用や集客立地で独立開業できます。

公式サイト:http://challengekitchen-kitchencar.jp/


チャレンジキッチンとは

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2005年にスタートしたプロジェクト。料理人が独立開業するためには様々な課題をクリアしないといけない現状をふまえ、飲食業界をもっとオープンなものにする仕組みができないかという思いから誕生したプロジェクトです。チャレンジャーを公募し、技術力や事業計画などの審査を経て選ばれたチャレンジャーに対し、投資コスト援助や独立開業のアドバイス等のサポートをするプロジェクトです。

今回のチャレンジキッチン2021はそのチャレンジキッチンを時代と立地条件に合わせた形に変更し、実施するものです。

 

 

■応募資格

・独立開業を志すシェフ料理人・ソムリエなど(年齢制限あり:エントリー締切時点で40歳未満)

・飲食業界での実務経験者

・「社会課題の解決に繋がる新しい食の在り方」について興味をお持ちの方

・キッチンカーで飲食店を開業できる方(ドリンクのみの営業形態は不可)

・2022年7月中旬(予定)開店可能な方

※学生(学校に在籍する未就業の学生・生徒)は応募不可

※7月中旬開店が難しい場合はご相談ください。


■応募/審査方法

<1次審査(書類選考)>
・2022年3月末までの応募受付になります。
・応募フォームからのエントリー後に、事業計画書を提出いただきます。
※応募書類は返却致しません。

<2次審査(面接)>
・ 1次審査通過者には、面接審査を実施します。
(日時については事務局より改めてご連絡させていただきます)
・ 面接審査の際、「推薦人からの推薦状」を提出していただきます。

<3次審査(実技)>
2次審査通過者には実技審査(2022年5月下旬予定)を実施します。
調理時間は60分です
※調理時間が足りない場合は事前に仕込みものを用意ください。ただし、最終調理は実技審査の時間内で行ってください。10食分の料理を提供していただきます。

 

■審査員

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岩手県出身。保険業界のシステムエンジニアから飲食業界に憧れて転身。飲食店で勤務するなかで日本酒に魅了され、日本全国の酒蔵や酒販店を訪ねるようになる。酒類総合研究所の研修に参加するなど日本酒の専門知識を習得し、化学的知見から一人ひとりに合わせた日本酒を提供することで人気店舗となる。口内調味やペアリングというキーワードで新しい日本酒体験を作り、さまざまなジャンルの料理人や専門家ともコラボレーションし、新しい日本酒のスタイルを日々模索している。2019年には日本酒や日本の食文化を世界に発信する「酒サムライ」に叙任。国内外の日本酒ファンを魅了し続けている。

 

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中東 俊文 Toshifumi Nakahigashi

18歳で単身イタリアに渡り、トスカーナの「Ristorante Arnolfo」(ミシュラン二ツ星)に就職しメイン料理を担当。 その後、イタリアのガルダ湖畔にある「Villa Fiordaliso」、フランス・パリの「Restaurant Alain Ducasse au Plaza Athenee」で務める。 帰国してから、京都一乗寺の「Prinz」の料理長を経て、2010年より 「St. REGIS OSAKA」の立ち上げシェフとして招聘。2016年に、東京・西麻布にて「erba da nakahigashi」をオープン、2021年に「草片cusavilla」と改め、よりお野菜にフィーチャーしたレストランで多くのお客様に季節と健康をお届けしている。

 

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西原 理人 Masato Nishihara

1977年生まれ。18歳で京都「嵐山吉兆」の門を叩き10年間料理の神髄を学ぶ。軽井沢の蕎麦懐石の名店「東間」で2年間料理長を経験し自身の料理と対峙する。NY初の精進料理店「嘉日-Kajitsu-」初代料理長としての3年間で世界の第一線を経験。Londonの日本料理「Umu」で3年、尊敬する師匠と共にミシュランUK二つ星を獲得。
帰国後38歳の時、日本最古の都である奈良に魅了され「白-Tsukumo-」を立ち上げ独立。更なる深みを目指し2021年6月に奈良町へ移転し現在に至る。

 

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加藤 仁 Hitoshi Kato

嘉永三(1850)年、日本橋檜物町で仕出し店として創業。場所柄、武家屋敷や大店に料理の味が認められ、「上がりの八百善、仕出しの嶋村」と呼ばれる人気店となり、やがて江戸城西ノ丸の御用仕出しを務めることになった。大政奉還後、徳川家が駿府に移った際、「嶋村」は板場を任されていた加藤が継ぐことになり、「嶋村」の暖簾と名前を譲られた。店に残る江戸時代の「大江戸料理番付」では、「嶋村」は勧進元という最高ランクに位置づけられている。明治以降も伊藤博文や井上馨、山県有朋といった元勲や、久保田万太郎、獅子文六など数多くの文士が通った。若かりし永井荷風は日記に「早く嶋村で昼飯が食えるようになりたい」と書き残している。

 

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ルーツは戦前の赤羽で営んでいた甘味処の大阪屋。戦後は焼き鳥屋、酒場へと姿を変え昭和25年、”大衆割烹いけ増”として創業。物資不足の時代には代用甘味料を使用するのが当たり前でしたが、大阪屋は砂糖の使用にこだわり続けた。いけ増も、その精神を継承し、新鮮かつ良質で季節を感じられる食材を必要な調味料と伝統的な調理法を駆使し、素材の旨味を引き出し、提供している。また、店名の由来である、誰でも気軽に立ち寄れる、楽しんでいただける、『ちょいと、行けます。』の創業者の精神を引き継ぎ、いつでも、何回でも足を運んでいただけるよう、値段は控えめに設定している。改装後はジャパニーズモダンな空間で旬の食材を楽しめるカジュアルな和食居酒屋だと近隣住民やオフィスワーカーの皆様から支持を得ている。

 

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橋本 正平 Shohei Hashimoto

歴史があり、栄養価も高い鰻という素晴らしい伝統料理を次世代に繋いでいくため、鰻を消費しながらも維持させることを考え、資源や環境の未来を見据えた生産者と「美味しい」を毎日提供している。様々なジャンルとのコラボレーションや革新的な鰻料理を作る一方で、オリジナリティだけを追求するのではなく東京の人々に馴染みのあるタレを選択するなど、伝統と革新の両方を見ながら、『鰻屋』というカテゴリーを軸に、『大衆』というものをテーマにして、新しい価値を提供している。

 

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中国出身の初代店主・于(ユウ)氏が東京・八重洲に開業した中華料理の名店。泰興楼の料理は于氏の出身地・山東省の山東料理の影響を残している。初代店主の于氏が常連客から、満州で食べた餃子が食べたいとリクエストされたのがきっかけと言われている長さ12センチもある「ジャンボ餃子」が創業当初から続く名物料理。気軽に楽しめる町中華から「鮑魚海参」(あわびとナマコの醤油煮)等の贅沢な料理まで様々な美味しいメニューが八重洲の街の人々に元気を与え続けている。

 

 

■参加アーティスト

Img Artist 1 1Img Artist 1 2 FATE(フェイト)
1994年にストリートアートに触発され、グラフィティを描き始め、東京・神奈川を中心に活動。高く繊細なスキルの基、描かれたレタリングが評価され、国内外のART EXHIBITIONに多数招聘される。
大手外資系車メーカーやワールドワイドのスポーツブランドなど、様々な有名企業とのコラボレーションを始め、渋谷区・茅ヶ崎市などの公共施設、数多くの商業施設の外装・内装のミューラルを手掛ける。
また、各種グラフィックデザインやCDジャケットデザイン、アパレルへのデザイン提供など、デザイナーとしての活動も多岐にわたる。 長年のストリートで培ったグラフィティのスタイルと、豊富な経験から生み出されるデザインを掛け合わせ「文字・物・事」を独自の解釈で幾何学的かつ多角的に表現。
そして、これまで描いてきた二次元の作品は、近年、壁を飛び出し木工作品として三次元的に具現化し、カテゴリに捉われない様々な作品をリリースしている。https://www.instagram.com/fate_sca/

 

Img Artist 2 1 Img Artist 2 2 IMAONE(イマワン)
東京を拠点に、数々の壁を凌駕するグラフィティ・アーティストであり、気鋭のデザイナーとしても活躍。一目で分かるアイコニックなオリジナル・キャラクターや、センシティブなタッチが、国内外から高い評価を得ている。またデジタル知識・技術を駆使し、あらゆるフォーマットにフレキシブルに対応。アーティスト・コレクティブTHAでは、アーティストとしてだけでなく、東京新虎スタジオをマネジメントしながら、巨大な壁をコラボレーションしていくファウンダー/プロデューサーとして辣腕を振るう。https://www.instagram.com/imaone/

 

Img Artist 3 1Img Artist 3 2
SUIKO(スイコ)

身体の自然な動きによって生み出される躍動感と、ダイナミックな構成を得意とするグラフィティ・アーティスト。日本とヨーロッパの美意識の融合、またそれらとは相反する配色は、独自の色彩論と評される。国内外で描かれた数多くの壁画は街のランドマークとなっており、近年では岡山天文博物館、日生市民会館、広島市立大学、香港科技大学、ロンドンの巨大アパート内など、彼の作品群は公共施設でも観ることができる。THAのアーティスト/アートディレクターであり、アートスタジオdimlight代表でもある。

https://www.instagram.com/suiko1/

 

 

■出店場所

東京都中央区日本橋二丁目2-19

JR東日本「東京駅」から徒歩4分、東京メトロ「日本橋駅」から徒歩1分

 

 

■お問い合わせ

「チャレンジキッチン2021」事務局

〒104-0031東京都中央区京橋1丁目12番7号

challengekitchenteam@gmail.com

 

■主催・協賛

主催者 一般社団法人TOKYO FOOD INSTITUTE
プロデュース 株式会社ケイオス
アートディレクター ヴエノ株式会社
チーフディレクター 株式会社ワンダーボード
協賛 東京建物株式会社